多次元配列
Power Automate Desktop では、値を複数格納できる変数のことを「リスト」と呼びます。
Excel などから取得したデータは多次元配列として変数に格納されますが、この変数を 1 から作成しようと思うと、複数のアクションを組み合わせなければいけません。
今回はリストデータを使って、多次元配列(配列の配列)を生成する方法を解説します。
コピーアンドペーストで実装
今回はサンプルとして、配列内に、さらに配列を含むリストを生成するシナリオを用意しました。
以下のコードをコピーし、Power Automate Desktop の編集画面に貼り付けることで、対象のアクションが追加されます。
Variables.CreateNewList List=> List
Variables.AddItemToList Item: 1 List: List NewList=> List
Variables.AddItemToList Item: 2 List: List NewList=> List
Variables.AddItemToList Item: 3 List: List NewList=> List
Variables.CreateNewList List=> List2
Variables.AddItemToList Item: 4 List: List2 NewList=> List2
Variables.AddItemToList Item: 5 List: List2 NewList=> List2
Variables.AddItemToList Item: 6 List: List2 NewList=> List2
Variables.CreateNewList List=> MultiList
Variables.AddItemToList Item: List List: MultiList NewList=> MultiList
Variables.AddItemToList Item: List2 List: MultiList NewList=> MultiList
Power Automate Desktop を操作して実装
「アクションの検索」から、「新しいリストの作成」と入力し、多次元配列用のリストを作成します。
「アクションの検索」から、「項目をリストに追加」と入力し、以下のパラメータを設定します。
パラメータ名 値 項目の追加 作成済みのリスト 追加先リスト 1 で定義したリスト 実行すると、作成した変数に多次元配列が格納されます。
起きうるエラー
このアクションによってスローされるエラーは存在しないため、エラー対応は不要です。