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ファイルをテキストとして取得する

今回は特定のファイルを、テキストデータとして取得する方法と、取得したデータが文字化けしてしまう場合の対処法を解説します。

コピーアンドペーストで実装

今回はサンプルとして、パブリックのドキュメントに保存されているテキストファイルを、ANSI 形式で取り込むフローを用意しました。

以下のコードをコピーし、Power Automate Desktop の編集画面に貼り付けることで、対象のアクションが追加されます。

File.ReadTextFromFile.ReadText File: $'''C:\\Users\\Public\\Documents\\document.txt''' Encoding: File.TextFileEncoding.ANSI Content=> FileContents

Power Automate Desktop を操作して実装

  1. 「アクションの検索」から、「ファイルからテキストを読み取ります」と入力し、プロパティを以下のように設定します。

    パラメータ名
    ファイルパス対象ファイルのパス
    内容の保存方法1 つの変数として取り込むか、リストとして取り込むかを選択
    エンコード読み取るファイルの文字コード
  2. 実行すると、作成した変数にファイルのデータがテキストとして保存されます。

取得したテキストデータが文字化けしてしまう場合

日本語版 Windows の標準の文字コードは Shift-JIS(ANSI)が設定されています。Mac の場合は UTF-8 です。

また、ウェブ上から取得したデータに関しては、多くの場合は UTF-8 が使用されています。

ファイルからテキストを読み取るアクションには、文字コードを指定する「エンコード」というプロパティが存在するため、この設定と対象ファイルの文字コードが一致していない可能性があります。

UTF-8 設定下で文字化けしたのであれば ANSI に、ANSI で文字化けしたのであれば UTF-8 に変更することで、文字化けが解決する可能性があります。