クリップボードの操作
Power Automate Desktop ではキーボードの入力をハードウェアとして実行できるため、ユーザーが行うコピーアンドペーストのような操作を再現することが可能ですが、アクションを利用することで直接クリップボードを操作することができます。
また、フロー内で機密情報を取り扱う場合もあるため、思わぬところで見られてはいけないデータが残ってしまう可能性があります。
今回は Power Automate Desktop が標準で用意している、クリップボードを操作できるアクションをまとめます。
クリップボード テキストを取得
このアクションを使用することで、実行されたタイミングのクリップボードのテキストデータが変数に格納されます。
エラーが発生することもあるため、ブロック処理には注意しましょう。
クリップボード テキストを設定
このアクションを使用することで、クリップボードの値を直接書き換えることができます。
こちらもエラーが発生することがあります。
クリップボードの内容をクリア
このアクションを使用することで、実行されたタイミングのクリップボードの値が削除されます。
前述したクリップボードの取得をこのアクションの後に実行すると、空の文字列が格納されることがわかります。