リストに複数の初期値を設定する
Power Automate Desktop にはリストに関するアクションも多く用意されています。
ただ、リストを定義した上で、初期値をいくつか入れておく必要がある場合、「新しいリストの作成」と「項目をリストに追加」を組み合わせてフローを作成すると、項目数に応じてフローが長くなってしまいます。
今回はリストの初期値として、複数の項目を設定する方法を解説します。
リストの初期値に複数の項目を設定する方法
今回使用するのは、「新しいリストの作成」ではなく、「変数の設定」になります。
アクションは以下のパラメーターを持ちます。
パラメーター名 | 値 |
---|---|
設定 | 生成される変数名 |
宛先 | 変数に格納する値 |
この「宛先」には文字列や数値の他に、直接コードを記述することが可能です。
それを利用して、リスト型のデータを直接宛先に渡すことで、複数の初期値を持つリストを定義することができます。
コピーアンドペーストで実装
今回はサンプルとして、初期値として 3 つの項目をもつリストを定義するフローを用意しました。
以下のコードをコピーし、Power Automate Desktop の編集画面に貼り付けることで、対象のアクションが追加されます。
SET InitializedList TO ['itemA', 'itemB', 'itemC']
Power Automate Desktop を操作して実装
「アクションの検索」から、「変数の設定」と入力します。
パラメーターを以下のように設定します
パラメーター名 値 設定 %InitializedList% 宛先 %['itemA', 'itemB', 'itemC']% 実行することで、複数の初期値を持つリストを定義することができます。