実行が遅い場合の対処法
Power Automate Desktop を使用することで、人が操作するよりはるかに早く業務フローをこなしてくれますが、多くのループを伴う処理などについては、それでも長く感じてしまう場合もあるかと思います。
今回は実行速度を少しでも早める方法をいくつか解説します。
編集画面での実行と、一覧での実行の速度差
まず注意しておく必要があるのは、フローの編集画面での実行と、フロー一覧での実行では速度に差があります。
編集画面では、フッター(ウィンドウ下部)に「実行遅延」というフィールドが存在し、ここに設定されている数値 × ミリ秒だけ、1 アクションごとに処理が遅延されます。
一覧での実行ではこの遅延が発生しないため、もし編集画面で実行されている場合は、一覧での実行を試してみてください。
エラーとタイムアウト
フローの途中に、必須でない操作や、場合によっては実行しなければならない操作などを実装する場合、最もアクション数を少なく実行する方法は、各アクションに用意されているエラー発生時の処理を設定することです。
ただ、もしこの設定を利用されている場合は、タイムアウト時間に注意する必要があります。
もしエラーになっても次のアクションを続ける場合でも、タイムアウト時間が 30 秒に設定されている場合は、30 秒はそのアクションで待機されます。