Office スクリプトとは
Office スクリプト は ウェブ版 Excel(Excel on the Web)で動作するスクリプト言語です。
オンプレミス版における VBA マクロに相当します。
TypeScript で書かれており、VBA とは大幅に記法が異なりますが、Google Apps Script に慣れている方には取り扱い易い言語となっています。
この章では、VBA との違いに触れ、サンプルコードで遊びながら、Office スクリプトの使い方を理解していただけます。
当サイトのサンプルコードについて
Office スクリプトは TypeScript であり、TypeScript は JavaScript です。
JavaScript は歴史が長く、度重なる規格の更新によって非常に便利になりましたが、弊害として目的は同じでも様々な記述方法によって実現できる場合があります。
当サイトでは、より厳格で安全な記法を使ってサンプルコードを作成することを心掛けていますが、記法を強制するものではありません。
大切なのは、プロジェクトを通して一貫した記法が使用されていることです。
注意
VBA は Excel に限らず、Word や Access などでも使用することができますが、現時点で Office スクリプトは Excel 専用のスクリプト言語です。
サンプルのサンプル
当サイトでは以下のようにサンプルを提供します。
サンプルのサンプル
function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
const fruits: string[] = [];
fruits.push('リンゴ', 'ミカン', 'バナナ');
const labels = fruits.map<string>((fruit, i) => {
return `${i + 1}個目のフルーツは${fruit}です`;
});
}