曜日を取得する
Power Automate Desktop では、ユーザーが意識する必要がないように設定時には明記されていませんが、内部的に複数のデータ型が存在します。
今回はその中でも、DateTime 型を利用して、曜日を取得する方法を解説します。
DateTime 型について
「現在の日付を取得」などのアクションから設定できる DateTime 型には複数のプロパティが存在します。内容は以下の通りです。
プロパティ名 | 内容 |
---|---|
Year | 年(数値) |
Month | 月(数値) |
Day | 日付(数値) |
DayOfWeek | 曜日(文字列) |
DayOfYear | 1 月 1 日から経過日数(数値) |
Hour | 時間(数値) |
Minute | 分(数値) |
Second | 秒(数値) |
各プロパティは%変数名.プロパティ名%で取得でき、変数名が CurrentDate であれば、%CurrentDate.Year%といった形で指定します。
この中から DateOfWeek を取得することで、曜日情報を取得することができます。
文字列は英語で取得されます。金曜日であれば"Friday", 日曜日であれば"Sunday"などです。
コピーアンドペーストで実装
以下のコードをコピーし、Power Automate Desktop の編集画面に貼り付けることで、対象のアクションが追加されます。
DateTime.GetCurrentDateTime.Local DateTimeFormat: DateTime.DateTimeFormat.DateAndTime CurrentDateTime=> CurrentDateTime
SET Day TO CurrentDateTime.DayOfWeek
Power Automate Desktop を操作して実装
「アクションの検索」から、「現在の日付」と入力し、DateTime 型の変数を作成します。
「アクションの検索」から、「変数の設定」と入力し、以下のパラメータを設定します。
パラメータ名 値 設定 Week 宛先 %CurrentDateTime.DayOfWeek% 実行すると、変数「Week」に曜日情報が設定されます。
起きうるエラー
このアクションによってスローされるエラーは存在しないため、エラー対応は不要です。