ワークシートの取得
ここではオフィススクリプトを使って、特定のワークシートを取得する方法を、サンプルコードと併せて解説します。
名前を指定して取得する
はじめに最も使用する機会の多い、シート名を指定した取得方法です。
利用するメソッド
Workbook
オブジェクトに含まれている、getWorksheet
メソッドを使用します。
getWorksheetの型定義
ExcelScript.Workbook.getWorksheet(key: string): Worksheet | undefined;
サンプルコード
getWorksheetを使ったサンプル
function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
/** 対象シート名 */
const sheetname = 'Sheet1';
/** 対象ワークシート */
const sheet = workbook.getWorksheet(sheetname);
if (!sheet) {
throw `${sheetname}という名前のワークシートは存在しません`;
}
}
インデックスから取得する
n 番目のシートと指定して取得する場合です。
利用するメソッド
Workbook
オブジェクトに含まれている、getWorksheet
メソッドを使用します。
getWorksheetの型定義
ExcelScript.Workbook.getWorksheets(): Worksheet[];
サンプルコード
getWorksheetを使ったサンプル
function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
/** ワークブック内の全てのワークシート */
const sheets = workbook.getWorksheets();
/** ワークブック内の2番目のシート */
const secondSheet = sheets[1];
}
最初・最後のシートを取得する
前述したインデックスでも実現できますが、最初・最後のシートを取得する方法です。
利用するメソッド
Workbook
オブジェクトに含まれている、getFirstWorksheet
メソッド、getLastWorksheet
メソッドを使用します。
getFirstWorksheet,getLastWorksheetの型定義
ExcelScript.Workbook.getFirstWorksheet(visibleOnly?: boolean): Worksheet;
ExcelScript.Workbook.getLastWorksheet(visibleOnly?: boolean): Worksheet;
それぞれオプショナルな引数を 1 つ持ち、true を指定した場合は、表示されているワークシートのうち最初・最後のシートを返します。
サンプルコード
getFirstWorksheet,getLastWorksheetを使ったサンプル
function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
/** ワークブック内の最初のワークシート */
const sheets = workbook.getFirstWorksheet();
/** ワークブック内の表示されている中で最後のワークシート */
const sheets = workbook.getLastWorksheet(true);
}