所有者情報の取得
特定のスプレッドシートから、その所有者を取得したい場合に使用する関数について解説します。
利用する関数
Spreadsheet.getOwner();
Spreadsheet クラスに用意されている、getOwner()を使用します。
実行にあたってスプレッドシートにアクセスすることになるため、初回実行時に認証が必要になる場合があります。
サンプルコード
/**
* 対象スプレッドシートのID
* https://docs.google.com/spreadsheets/d/〇〇〇/edit の〇〇〇の部分
*/
const SPREAD_SHEET_ID = '_______________';
/**
* スプレッドシートの所有者情報を返却します
*/
const getSpreadSheetOwner = () => {
/** 対象スプレッドシート */
const ss = SpreadsheetApp.openById(SPREAD_SHEET_ID);
/** スプレッドシートのシート数 */
const owner = ss.getOwner();
console.log(owner.getEmail());
return owner;
};
実行すると、ログに対象スプレッドシートの所有者のメールアドレスが表示されます。
所有者情報はUser クラスとして返却されます。
User クラスから取得できる値は、現在メールアドレスのみです。
セキュリティポリシーでメールアドレスへのアクセスが許可されていない場合は空白の文字列が返却されます。